2011年2月8日火曜日

クラウドの問題 その1 ~定義がちょっとでも曖昧に・・・~

「定義がちょっとでも曖昧になってくると間違ってくるんだよ。」

どっかで聞いたことのあるフレーズですが、

今のクラウドコンピューティングには、この問題がある。
クラウドコンピューティングといっても、実態が様々なので、
時には、SaaSを指し、PaaSを指し、HaaSを指したりする。

そのことが利用者にとって混乱を招く。

売り込むほうは「クラウドコンピューティングですよ」
としかいわないことが多く、利用者側で、どこまでのサービスなのか確認する必要がある。

そのため、契約締結後に「こんなはずじゃなかった」的なことが起こりうる。

思い込みで、クラウドコンピューティングを判断すると痛い目に会うので、
「このクラウドはSaaSですか?PaaSですか?HaaSですか?それともほかの何かですか?」
ということを初めに聴く必要がある。

売る側にとっての魔法の言葉は、利用側への重要な説明を省く言葉になっている。
業者によっては、一般的なASPサービスまで『クラウドですよ』なんてしたり顔で言ってきている。

SaaSとかPaaSとかの言葉があるんだからそれを使えばいい。

『クラウド』というひとくくりでしかものを言ってこない業者には、
まさにあの言葉がお似合いだ。


「定義がちょっとでも曖昧になってくると(顧客の理解が)間違ってくるんだよ。」

0 件のコメント:

コメントを投稿